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2016年10月17日 (月)

精神年齢テスト!?

 眼科の待合室に入ると、鼻水がたれそうになった。
 ヘルパーさんに車いすを押してもらい、地下鉄に乗ってきたが、外の空気は風が吹くとだいぶ冷たかったからだ。自宅を出たのは、朝の8時30分にならないころである。
 待合室は70代の人が5人ぐらいで、ぼくと同じように眼底検査できているひともいたようだ。
 車いす健康診断の時期になるたび、役所で申し込みの手続きをするのだが、がくぜんとするのは、用紙に書いてもらった年である。
「ぼくはほんとうに、49歳なのか」
 そして思う。この年齢になると、親心がわかるようになるね、と語られることが年々多くなっていくのはなぜなのか。子育ての経験がなくても、齢を重ねれば、わかるようになるものなのだろうか。価値観や考えは、年の数で、足並みがそろうものなのか。またそのたび、
「たしかに」
「なるほど」
「そうね」
 とわからないのに相づちをうっているが、われながらなぜそうしているのか、首をかしげたりする。ずっとしっくりこない感があったけれど、最近になって気づいてきた。深い意味など、考えなくていいのかもしれない。たとえば、
「きょうは、いい天気ですね」
 とあいさつするようなものではないか。
 40をすぎれば迷わない、という意味のことをむかし中国にいた偉い先生が言っていたそうだが、それもよくわからなかった。年と共に、わずらわしいことがふえていくばかりのような気がするけれど、そのなかで自分なりにやっていくすべを見つけていく。あんぽんたん頭で考えてみるに、その確立こそが、中国のいにしえの先生の言葉につながるのだろうか……。
 49歳とはしかしながら、年が明けて、誕生日が来れば50である。よく健康診断でひっかかっているところはありますか、と聞かれ、そのたび、まだありませんね、と答えると、
「尾崎さんの年で、マジですか」
 とびっくりされてしまう。が、年下の人にうらやましいといわれると、なんとなく得意になったりしていた。
 今年の結果はどうだろう。いまわかっている項目は、異常なしで、全部の結果は来月に出ることになっている。
 ちなみにインターネットに精神年齢テスト、というのがあってやってみた。結果をフェースブックに呟いているとき、心のうちでほっとしている自分がいた。
「やっと、6歳になりましたでしゅ」


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