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2013年5月20日 (月)

富沢公園へ散歩

 樹木の若葉が揺れ、きらめいている。
 近くの富沢公園へ先日昼過ぎ、電動車いすで行ってみた。若いお母さんたちが、シートを敷いて団らんしている。子どもたちがそばに設置された遊具で遊んでいた。そこを過ぎて遊歩道を進んでいく。ベンチで休んでいる人、カメラを構えている人がいた。
 長町南(仙台市)のアパートに越してから、五年半ぐらいなるだろうか。用事で出かけるばかりで、近くに何があるのか、よくわかっていない。少し探検してみようと思い、昼の介助できたヘルパーさんが帰るとき、玄関から外の電動車いすへうつしてもらった。
 公園を抜けてみる。歩道をすすんでいくと、みたこともない建物が並んでいた。角を曲がる。すみません、と声をかけ、にっこり頭をさげて自転車の人がいく。会釈して、見送った。
──そっか、この歩道は、仙台市体育館の敷地のまわりか。すると、向こうは、なんだろう。
 クレーン車みたいな重機があり、ヘルメットをかぶって作業服を着た人たちが工事していたので、上の方をみてから引き返した。
 なぜかわからないが、これまで高いところから物が落ちて怪我をすることが多かった。その経験から、ほとんど条件反射で避けて通る。障害者施設にいたころも、室内では戸棚が外れて落ち、こめかみを怪我して何針かぬった。何かの額縁も、ちょうどぼくがそこにいたとき落ちてきた。それで高いところにあるものを気にするようになった。これもひとつの縁、というものなのだろうか。ふり返れば、ふしぎである。
 仙台市体育館のまわりを一周してから、そこを抜け、そのまままっすぐ、そとてふだんは行かない方向へ行ってみた。近くに家電専門店があれば、便利なんだけど、ときょろきょろしながらだったが、そのようなものはなかった。とんかつ屋さんやガソリンスタンドや、自分としてはあまり利用することはないだろうな。モールがあるから、いっか…。つぶやきながら、時計をみると、そろそろ次のヘルパーさんがアパートにくる。その時間に合わせて戻り、玄関から中へ移乗して入れてもらわなければならない。
 夢中で進んでいた道を、引き返した…。


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