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2008年5月

2008年5月11日 (日)

主婦の感覚?

 ある夕食時、ヘルパーさんがきいた。
「尾崎さんは、この納豆がすきなんですか?」
 ぼくは、そのときどきの気分で、なんとなく選んでいるつもりでいた。
 いわれてみるとたしかに、納豆はサンコー食品から出ているものが多い。
 あらためて考え、いま気づいたことを伝えた。
「なんか、食材買いに行くと、安いほうに目がいっちゃうみたいなんですよねぇ」
「わたしも、おんなじだよ~」
 と言うヘルパーさんは、家では中学生くらいの子どもがいるお母さんである。
 ぼくは口をモグモグしながら、これまでのことをふり返ってみる。
「たまには刺し身でも、食べたいなぁと思うんだけど、いざお店に行くと、焼き魚でいいやって、考えが変わっちゃう、みたいです」
「そうなんだよねぇ。きょうはおいしいのにしようと思っても、気がつくと、値段で選んでるんだよね。主婦の感覚っていうのかな」
「主婦の感覚、ですか」
 家計のやりくりをしていると、無意識にもそうなってしまう、というわけだ。
 ぼくも施設を出てひとり暮らしになってから、買い物をしたあとはパソコンに向かい、家計簿をつけるようになった。
 脳性まひ、という運動神経の障害で、手指がねらったところへいかない。だから割りばしをつけたサンバイザをかぶり、あたまを動かしながらキーを押す。そうしながらレシートにある数字を入力していく。
 家計簿も、はじめたばかりのころはソフトの使い方もあまりわからず手間取ったが、最近ではだいぶなれてきた。
 けれども…、とヘルパーさんが言った。
「たまにはおいしいの、食べたいよね」
「そうだよねぇ」
 ぼくも話しているときは、たまには自分から贅沢する勇気を出してみよう、という気になるが、すぐにそれも忘れ、またいつものように安いほうへ目がいってしまうのである。

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2008年5月 8日 (木)

そろそろ虫対策を

 夜の十一時すぎ、ある女性ヘルパーさんが、身震いしながら入ってきた。玄関のドアを開けたら、クモがスルスルッと降りてきたらしい。
 そういえばぼくも、夜中に布団のなかで目が覚めると、クモがぶら下がっていて、ハラハラしたことがある。
 天井からスルスルッと降りて、ピタッと止まる。安心していると、またスルスルッと降りてくる。
 もし、パジャマのなかに、はいってきたらどうしよう。
 手がうまく動かないとあっては、つまみ出すこともできないし、そのうちぼくの体重でつぶれてしまうかもしれない。と想像しながら、そのまま朝まで眠れなくなる。
 暖かい日が多くなってきた。いろんな虫が出てきて、蚊も多くなってくるだろう。
 脳性まひ、という運動神経の障害で、ぼくの体にはいつも、自分の意思とは関係なくつよい力が入り、汗をかいていることが多い。
 そのせいか、プーンと音がして、かゆいなぁと気づいたときには、蚊にあちこちさされていたりする。
 また別のヘルパーさんともその話しになる。ひとり暮らしになって、はじめて迎える夏を乗りきるために、なにかよい虫除け対策はないか。いろいろ知っていそうな感じだったので、参考に聞いてみた。
 部屋に置くタイプの虫除けで、90日利いている、というのが使いやすそうな感じである。ほかにもいろんなタイプがあるそうだ。
 こんどお店に行ったときにでも、みてみよう…。

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